量子コンピューターの時代がいよいよ来た
著者: 辻 智1. 量子コンピューターが最近騒がしい 慶應義塾大学が理工学部の矢上キャンパス内に、最先端量子コンピューター研究拠点としてIBM Q Network Hubを開設(2018年5月17日)したのに続き、ちょう…
1. 量子コンピューターが最近騒がしい 慶應義塾大学が理工学部の矢上キャンパス内に、最先端量子コンピューター研究拠点としてIBM Q Network Hubを開設(2018年5月17日)したのに続き、ちょう…
1. 前進しながらも課題の多い情報教育 新しい学習指導要領では小学校からプログラミングが取り入れられたり、現在は2科目から選択履修となっている高等学校での教科「情報」を必履修の情報 I と選択の II…
計算の背景にあるもの 古代エジプトにおいて人々や王の主な欲求の一つは土地の整備、土地の大きさの測定だった。 これが幾何学と解析学のもとになった。そもそも幾何学の英語であるgeometryは土地を意味するge…
AI人材の養成 多くの課題を抱えながらも,学校教育の現場でプログラミング教育が実施されようとしている。 これまでもICTに関する教育が行われてきているが,それが一歩踏み込まれたかたちだ。小学校の導入時期は2…
人間と空間を共有できるロボットの登場 これまでのロボットは主に自動車工場などで活用されてきた。大人数が行なう作業を、安全柵の中に据え置いたロボットで代替する。ロボット自体の価格だけでなく、ロボットを使えるよ…
AIと臨床の違い 2010年代から飛躍的に発達した姿を見せ始めたAI(人工知能)については、さまざまなことが語られている。 とりわけ、発明家のレイ・カーツワイルのように楽観的な人びとは、2045年には人間を…
早速ですが、私は、この問題にケンカを売りたい。 「どうせ才能がないのだから諦めろ」などというセリフは、ドラマでも現実世界でも、聞いた途端に頭の血管が2,3本ブチ切れて、戦闘態勢に入るかもしれない。 いかなるものにも人生な…
産業のAI、学問のAI 産業にとっては、AI(人工知能)とは移民(外国人)依存の傾向さえある労働生産性を上げるための高度な自動化技術である。具体的には、良質労働力を支える、人間なら給料さえもらえるプロフェッ…
人工知能技術による第四次産業革命は様々に話題になるが、現在起きていることは一般に認識されている以上の大きな文明史的転換点となる可能性が高い。この変化がどれだけ急激に起きるかはまだ見通せない要素もあるが、100年後の将来を…
<連載第13回> どの立場から何を選ぶか これまで12回にわたって、いわゆる西洋医学ではない医学・医療を「ものがたりの医学」と名付け、それについて述べてきました。誠実に、そしてなるべく言葉の言…