1.はじめに 深層学習の躍進から始まる人工知能ブームが始まって久しい。深層学習は、2012年の画像処理の大会でその存在が広く認知され、その後に様々な分野への応用が推進された。有名な例の一つとして、DeepM…
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「日本の宇宙開発 — 未来を見通すためのパースペクティブを過去から得る」
1.はじめに 第二次世界大戦以前から、日本でも軍用噴進弾としてロケット推進の研究は行われていた。が、具体的に宇宙空間を目指した研究開発は、1955年4月の東京大学・生産技術研究所の糸川英夫教授によるペンシル…
UXデザインの変遷と未来
1. はじめに~UXデザインとは UXデザイン(ユーザーエクスペリエンスデザイン)とは、プロダクト・サービスを通じたユーザー体験(UX)をデザインすることである。実務の文脈では、よりよいユーザー体験を実現す…
人間の創造性とAI
1.はじめに AI・ロボット等による技術的失業を逃れるためには,人間は,ホスピタリティやマネジメントと並んで,創造性(クリエイティビティ)を重視しなければならないという。 では,創造性とはいったい何だろうか。これは,実に…
人工知能に「創造性」は宿るか? ~「つくること」とテクノロジーの二百年〜
1.「創造性」は計れるか? デジタルコンピューターによる人工知能に「創造性」は宿るだろうか?――それは「創造性」を計る尺度に依る。 では、「創造性」を計ることは可能なのだろうか。――それは「つ…
ランダムウォークから量子ウォークへ
はじめに 「量子ウォーク(quantum walk)」は「ランダムウォーク(random walk)」の量子版として,2000年頃より本格的に研究され始めた新しい数理モデルです. ランダムウォークは,拡散現…
AI時代の情報教育
1. 前進しながらも課題の多い情報教育 新しい学習指導要領では小学校からプログラミングが取り入れられたり、現在は2科目から選択履修となっている高等学校での教科「情報」を必履修の情報 I と選択の II…
AI時代の教育の課題 〜社会情報学の視点から〜
AI人材の養成 多くの課題を抱えながらも,学校教育の現場でプログラミング教育が実施されようとしている。 これまでもICTに関する教育が行われてきているが,それが一歩踏み込まれたかたちだ。小学校の導入時期は2…
ロボット活用を進める企業とそれ以外の企業の差が開きつつある
人間と空間を共有できるロボットの登場 これまでのロボットは主に自動車工場などで活用されてきた。大人数が行なう作業を、安全柵の中に据え置いたロボットで代替する。ロボット自体の価格だけでなく、ロボットを使えるよ…
量子コンピュータって、聞いたことあるかな
SFの世界がまた近づいている みなさんは量子コンピュータというものをご存知でしょうか。 この記事で初めて知ったという方もいらっしゃるでしょう。あるいは、SF作品などで耳にしたことがある人もいるかもしれません…