画像認識の発展 画像認識技術は幅広い分野で既に実用化されており、我々の生活の中で多く活用されている。例えば、画像認識分野の一つの柱である文字認識では、1960年代に郵便番号自動読み取り区分機が実用化され、手…
2018年8月
ものがたりの医学 ~“ものがたり”の複層的存在~
<連載第3回> 無数の”ものがたり” 私は本稿を“いわゆる伝統医学はすなわち「ものがたりの医学」である”というスタンスから、それを「証拠の医学」たる現代西洋医学と対比させる形で書いています。 ところで、世の…
IBM Watsonを文系大学の授業で使う
コグニティブ・コンピューティングとデータサイエンス授業とのいい関係 文系大学の理数系教育への思い 成城大学は、文科系大学の中では早期にデータサイエンス科目群の授業を開始し、今年(2018年)で…
小脳のシミュレーションからヒト全脳シミュレーションへ
ヒトをヒトたらしめる秘密 道具の使用や言語、意識や思考に代表されるような、ヒトをヒトたらしめる特徴は我々の脳の産物である[1]。 そのようないわゆる高次脳機能を生み出す脳の情報処理原理は未だ完全には解明され…
N-1人の君へ ニューロエシックスとAIをめぐる書簡
ぼくは自分自身の脳情報をサイバー空間に完全コピーして保存するマインド・アップロードの「事前指示書」にサインしたところだ。昔はリビング・ウィル、つまり「生前の遺言」とも言ってた書類だ。だが、アップロードされて…
「AI」時代を生きていくために
シンギュラリティ?んなもん来ねえよ。 シンギュラリティは来ません。なぜそう言い切れるかというと、私自身が実際に「AI」と呼ばれている技術を利用して数々のシステムを開発してきたからです。 現在の「AI」をプロ…